昨年度末まで本校で学校長としてお勤めいただいた京兼純先生がこの春の叙勲で、顕著な教育研究功労によって贈られる瑞宝中綬章を受章されました。

　京兼先生は国立奈良工業高等専門学校の教授としてお勤めになられる一方で、文部省（現：文部科学省）の在外研究員や国際協力事業団（現、国際協力機構：JICA）の電子工学長期派遣専門家といった役職も担われ、フランス、インドネシア、マレーシア、ベトナム、モンゴルなど、海外を舞台に尽力してこられました。また著書や学術論文、特許も数多く、ご専門である電気工学の分野で、国内外を問わず功績を残してこられ、昭和58年11月に大阪大学から工学博士の学位を授与されておられます。

教育の分野においても、平成20年からは（独）国立高等専門学校機構・明石工業高等専門学校の校長、また豊橋技術科学大学の特任教授などを歴任されました。そして平成30年度に学校法人奈良学園の理事として着任され、本校の校長としてもお勤めになり、現在もサポートをいただいております。

　6月17日に明石高専で行われました、ご勲記並びにご受章の伝達を受け、本校でも伊瀬理事長、理事長特別補佐の藤本先生、そして本校の中野校長が、京兼先生を囲んで受章のお喜びを伺う機会が持たれました。

本校教職員一同、ご受章のお祝いを申し上げ、京兼先生の益々のご活躍を楽しみにしております。