校章は「奈良文化」高等学校の名にふさわしく、奈良県明日香村「牽牛子塚(けんごしづか」古墳より出土した飾金具を図案化して制作されました。牽牛子塚は平成22年の発掘調査で考古学的には誰のために作られたか解明されるなどマスコミで注目を集めましたが、この飾金具はもっと以前に出土し、我が国最古の七宝焼として昭和28年から国重要文化財に指定されているものです。現在は橿原考古学研究所附属博物館に保管されています。(写真)
本校では歴史や文化を大切にし、教養を身に付ける心に、七宝飾りという女性らしさも合わせ、教育方針を体現するのにふさわしいものとして校章に制定しています。
校歌

作詞:北村七三雄 作曲:宮田和
一、その名もゆかし 二上に
天つ日高く かぎろいて
希望の雲 湧くところ
若き乙女の 生命は燃ゆる
ああ われら
文化 高校 光あり
二、葛城山の ふところに
万葉の香を 求めては
みやびの道を 究めつつ
心を磨き 技を鍛える
ああ われら
文化 高校 誇あり
三、はるかに望む 金剛の
山の厳根は いや深く
ときわかきわに ゆるぎなき
道を修むる 誓も固し
ああ われら
文化 高校 力あり
キャラクター

全面リニューアルした奈良文化高校の公式キャラクターを制定することになり、ここでも生徒参画が行われました。まず原画のデザインを全校生徒に募り、多数の応募作品の中から6点が最終候補となりました。その中から全校生徒の投票によって原画を決め、そのイメージを基にして公式キャラクター「ならぶんぶん」が制作されました。
名称も生徒のアイデアで決まった「ならぶんぶん」は、れんげの蜜が大好きで、得意の“8(ハチ)の字ダンス”をダンス部で披露することがあるとかないとか…というキャラづくりでも盛り上がりました。
その後デジタルバージョンも誕生し、手描きのオリジナルバージョンともども大活躍してくれています。
