奈良文化高等学校

進路紹介

進路紹介

進路実績

主な進路状況 >

卒業生紹介

同志社大学

社会学部 社会福祉学科1回生

 私は文系四年制大学を目指す特進コースに所属していました。特進コースでは英語の授業が特に多く、2年生以降は英語、国語、日本史に重点的に取り組めるようになっていたため、受験科目に集中して勉強することができました。
 高校生活の中で力を入れていたのは、オープンスクールのスタッフやボランティア活動などをするスクールキャラバン隊での活動です。奈良文化高校は、県内だけでなく県外の遠い地域から来ている生徒も多く、 キャラバン隊でもいろいろな人との出会いがありました。オープンスクールで学校紹介をしたり、文化祭で大きなモニュメントをつくったり、校外でSDGsの授業をされる先生のお手伝いに行ったりと、 どの経験でも大きな達成感が得られました。SDGsに関しては、高校1年生の時に「高校生起業家プロジェクト」に取り組んだ際、規格外野菜を売ったり、社会福祉について探究したりしていたのでとても興味がありました。
 卒業後の進路は、好きな英語を学び続けたいと思い、漠然と外国語系の大学へ行きたいと考えていました。受験を意識し始めた頃からは毎日、先生に古文の問題演習添削をしてもらうようになりました。 受験勉強をしながら様々な相談に乗っていただく中で、先生から同志社大学を勧めてもらいました。その頃は自分が同志社大学に行けるのかなと思っていましたが、志望校をいろいろと調べていく中で、 同志社大学を創立した新島襄先生の生き様や教育理念に惹かれ、本気で行きたいと思うようになりました。それからは、勉強する環境に身を置くために、放課後や夏休み冬休みもほぼ毎日、学校の自習室やラボを利用していました。
 同志社大学の社会学部社会福祉学科に無事合格した今は、大学で生きた英語力を身につけながら、幅広い分野の知識を深めていくことがとても楽しみです。

立教大学

現代心理学部 映像身体学科1回生

 私は新体操で全国大会を本気で目指したいという思いで、地元の千葉を離れ奈良文化高校に入学しました。高校3年間は部活動・学校・寮を行き来するという毎日を送りました。とても充実した日々でしたが、決して楽なことばかりではなく、うまく行かずに落ち込み、新体操をやめてしまいたいとまで思ったこともありました。しかし、後悔のあるまま新体操をやめることはできないと思い、大学でも競技を続ける決意をしました。
 進学先を決める上で、大学で何を学びたいのかと考えた時、これまでにいろいろな悩みと向き合ってきた経験から心理学に関心が向くようになりました。また、自身が踊ることによって誰かに夢や希望を与えられる存在になりたいと思い、表現者が観客に与える影響について、立教大学の現代心理学部映像身体学科で学びたいと強く思うようになりました。
 受験は、立教大学のアスリート選抜と自由選抜との併願で、書類審査の一次試験、小論文と面接の二次試験がありました。まずは膨大な量の志望理由を書くことが求められるため、何度も先生に添削していただき、たくさん相談にも乗っていただきました。面接練習では多くの先生方にお願いをし、話し方や仕草なども含めて細かく丁寧に指導していただきました。小論文は、過去の問題を何題も解き、考え方や書き方などを先生やラボのコーチにも指導してもらい、無事合格することができました。
 奈良文化高校での3年間がこれからの人生の大きな一歩につながっています。大学では、学生としての新体操の集大成としてやり切れるよう努力を積みながら、貪欲に学んでいきたいと考えています。

岐阜大学

医学部 看護学科1回生

 私は中学生のころに看護師になりたいと思い、衛生看護科へ入学しました。高校では一般科目と並行して、准看護師資格の取得に向けた看護の専門的な学習も多くありました。看護の基礎的な知識だけでなく、医療従事者として患者さんと接するときの態度や言葉遣い、実習に臨む姿勢など、人間性の部分でも学ぶことが多く、とても充実した高校生活でした。特に、臨地実習では、入院患者さんや病棟スタッフとの関わりの中で、患者さんやご家族が抱えている悩みや不安に寄り添い、それらを少しでも軽減できるようなサポートを社会資源や地域と連携して提供することがとても大切だと感じました。3年間の学びを通して、患者さんの退院後の生活を支えたいという気持ちが強くなり、地域医療や地域保健について学べる岐阜大学を受験することを決めました。
 厳しい受験になることはわかっていましたが、それで諦められるような目標ではないと思って、とりあえず本気でやってみることにしました。失敗するかもしれないと思うと怖いけれど、得るものはあっても失うものはない、そう信じてがむしゃらにやりました。私は通学時間が1時間半くらいかかっていたので、放課後はラボへ行き、勉強は学校で全部終わらせるようにしていました。また、推薦型選抜に向けての面接の練習もラボでしてもらっていました。合格発表の時には、一緒に確認してくださった担任の先生が自分のことのように喜んでくれたことを今でも鮮明に覚えています。
 奈良文化高校では、部活動や委員会などで他の科やコースの人たちと活動したことも大きな経験となりました。私はスクールキャラバン隊に所属し、オープンスクールのスタッフやボランティア活動を通して、周りを見て行動する力を少しずつ身に着けることができたと感じています。
 今、大学では、看護師、保健師、養護教諭第二種の資格取得を目指して勉強しています。「誰かの役に立ちたい」という気持ちを忘れずに、「やりたい」「知りたい」の気持ちを大切に、頑張りたいと考えています。奈良文化高校で過ごした時間は、自分を大きく成長させてくれたかけがえのない時間でした。これを読んでくれた人たちが、奈良文化高校に、そして看護師という職業に少しでも興味を持ってくれればうれしいです。

奈良文化高等学校

衛生看護専攻科Ⅱ年生

 私が奈良文化高等学校と出会ったのは、漠然と医療の道に進みたいと考えていた時でした。今振り返ると、普通科目に苦手意識を持っていた私にとって、看護科の存在を知ったのは大きな転換期だったと思います。
 入学後の高校生活は、看護の学習に加え、部活動、生徒会、キャラバン隊といった多様な活動を通して成長できた貴重な時間になりました。人前で話す機会も多く、最初は緊張しましたが、先生方の温かいお言葉や励ましのおかげで少しずつ自信を持って話せるようになりました。この経験は、現在も授業中の発表など、人前で意見を述べる場面で大きな支えとなっています。
 高校卒業後は衛生看護専攻科に進学し、専門知識・技術を深める中で、高校時代に培われた主体性、行動力、協調性が大きな力となっていると実感しています。専攻科の自治会会長も務めさせていただき、学内外で得た経験を活かしながら、より良い学校づくりを目指して活動しています。
 また、高校入学前は漠然としていた将来の進路も、専攻科での実習や日々の学びを通して、明確になってきました。現在は「超急性期の医療の現場で働いてみたい」と考えています。一般病棟での実習を通して、7対1看護の現状を目の当たりにし、患者さん一人ひとりに十分な時間をかけ、質の高い看護を提供することの難しさを痛感しました。だからこそ、救急や手術室、ICUといった、より少人数の看護体制で、限られた時間の中でも目の前の患者さんに集中し、丁寧に関わりたいと強く思うようになりました。このように考えるようになった背景には、専攻科Ⅰ年次に経験した「奈良マラソン」の救護ボランティアでの経験も大きく影響していると思います。限られた医療資源の中でも医療スタッフの方々と連携し、患者さんの回復に貢献できたことに大きなやりがいを感じました。
 奈良文化高校で過ごした時間は、たくさんの先生方や仲間との出会い、そして様々な経験を通して、今の私の土台を築いたかけがえのない時間です。色々な経験の機会を与え、温かく見守ってくださった先生方には、心から感謝しています。将来、病院での看護を経験した後には、いつか私も、先生方のように生徒の可能性を引き出し、成長を支えることのできるような看護教員として、この場所に戻ってきたいと思っています。

きらめく未来へ、一人ひとりをしっかりサポート

進路サポート

自分らしく輝ける未来を実現するには、単に進路先を選ぶのではなく、職業や働き方、生き方について意識を高めながら、自分をよく知ることが重要です。

奈良文化高等学校は、入学直後からの進路学習やきめ細かな進路指導を実施。
自分の適性や能力、希望に応じた目標設定から、夢の実現に向けた学習まで、全面的にバックアップします。

POINT

自分を正しく理解する [自己理解の学習] 将来の進路を考える時、「興味のあることは何か」「何に関心があるのか」自分自身を知ることが大切です。そして、自分の適性や能力に合った夢を見つけましょう。
進路に関する情報資料を理解する [情報・知識の学習] 進路相談室、新聞・インターネット、オープンキャンパスなど、さまざまな進路情報をもとに、先生や保護者と話し合いながら自分にピッタリな進路を選びましょう。
望ましい勤労観や職業観を身に付ける [職業観育成の学習] 進学や就職した際に「思っていたのと違う」といったミスマッチをしないために、職業や働き方、生き方に対する自分なりの考えを身に付けておきましょう。
進路の計画を立てる [進路設計の学習] 夢や目標は、苦しい時やくじけそうな時でも前進できる、とても重要なものです。早い時期から明確な目標を見つけることにより、明るい未来を切り開く力を身に付けます。
適切な進路を選択決定する [進路選択の学習] あなたの目の前には、さまざまな進路先が広がっています。自分の興味や適性、進路に関する情報などを理解しながら、自分に合った進路先を見つける力を養います。
進路先への適応を準備する [適応準備の学習] 大学での学びや就職先での仕事にスムーズに入っていけるよう、さまざまなプログラムを活用して、在学時から能力や意識を高めておきましょう。

進路に対する意識と知識を高める

1年生

学習内容 進路行事など
4月
  1. 高校生活の始まり
  2. 高校生活のプラン作り
  1. 個人面談
  2. 課題テスト
5月
  1. 進路学習の内容と方法
  1. 進路ガイダンス
6月・7月・8月
  1. 自己を知る
  2. 自己の性格のチェック
  1. 三者懇談会
  2. 夏期集中講座
9月
  1. 職業を知る
  2. 産業と職業の違い
10月
  1. 上級学校を知る
  2. 大学、短大、専門学校の特色
11月・12月
  1. 職業を知る
  1. 進路適性検査
  2. 三者懇談会
1月・2月・3月
  1. 働く目的
  2. 生きがいについて
  3. 余暇について
  1. 模擬試験
  2. 進路相談

職業や就学先、自己の適性を知り、進路を考える

2年生

学習内容 進路行事など
4月
  1. 個性について考える
  2. 自己診断と進路計画
  1. 個人面談
  2. 第1回 校内実力テスト
5月
  1. 産業と職業
  2. 職業について考える
  3. 職業と適性
  1. 進路ガイダンス
6月・7月
  1. ライフスタイルを考える
  2. 生きがいについて考える
  1. 三者懇談会
  2. 進路希望調査
8月
  1. 大学、短大を知る
  1. オープンキャンパスへの参加
  2. 夏期集中講座
9月
  1. 職業を調べる
  2. 資格と職業
  1. 第2回 校内実力テスト
10月・11月・12月
  1. 進学先を調べる
  2. 大学・短大の学科と関連職業
  3. 専門学校と職業資格
  1. コース選択
  2. 模擬試験
  3. 三者懇談会
1月・2月・3月
  1. 将来のライフプラン
  2. 3年生に向けての進路設計
  1. 模擬試験
  2. 進路ガイダンス

具体的な進路に向けた準備や対策を行う

3年生

学習内容 進路行事など
4月
  1. 3年生になって
  2. 具体的な進路選択について
  1. 進路ガイダンス
  2. 個人面談
  3. 第1回 校内実力テスト
  4. 第1回 進路希望調査
5月・6月・7月
  1. 進学情報について
  2. 求人情報について
  3. 就職先を決める
  4. 進学先を決める
  1. 各種情報の配布
  2. 進路ガイダンス・進路相談
  3. 第2回 進路希望調査
  4. 模擬試験
  5. 三者懇親会
8月
  1. 就職応募の準備
  2. 進学先を決める
  1. 就職応募前オリエンテーション
  2. オープンキャンパスへの参加
  3. 夏期集中講座
  4. 就職応募書類発送
9月
  1. 就職採用選考試験を受けるにあたって
  2. 採用内定後の手続き
  3. 専門学校出願について
  1. 就職応募者激励会
  2. 就職選考開始
  3. 進学希望調査
  4. 模擬試験
  5. 准看護師試験模擬テスト(衛生看護科のみ)
  6. 第2回 校内実力テスト
10月・11月
  1. 推薦入試出願について
  1. 入試面接練習
  2. 准看護師試験模擬テスト(衛生看護科のみ) 
12月・1月
  1. 就職への心構え
  1. 就職内定者オリエンテーション
  2. 三者懇談会
  3. 准看護師試験模擬テスト(衛生看護科のみ)
2月・3月
  1. 進学・就職の準備
  2. 高校生活を振り返って
  3. ライフプランを考える
  1. 准看護師試験対策補習(衛生看護科のみ)
  2. 准看護師試験(衛生看護科のみ)

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