きららニュース

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桑の葉加工体験を行いました

  • 桑の葉加工体験を行いました
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 6月6日(月)、寺口ファームの皆さんにおこしいただき、食文化コース2年生が、本校キャンパス内にある桑姫作業所にて、桑の葉加工体験を行いました。

 地元の伝統的農産物である「桑」を中心とする食育と地域創生のモデルとして、本校キャンパス内には桑の木が800本以上植えられ、桑の葉を粉末加工する桑姫作業所も平成28年にオープンしています。

 この日は採れたての桑の葉を使って、寺口ファームの皆さんの指導の元、生徒達は桑の葉を「ジョンソンカッターミキサー」と呼ばれる機器で細かくし、「ダブルドラムドライヤー」と呼ばれる機器で乾燥させ、「サンプルミル」と呼ばれる機器で粉末状に加工する作業に挑戦しました。

 新型コロナウイルス感染予防対策を徹底した上で、生徒達は手分けして、桑の葉を水洗いし、安全に注意しながら、カッターミキサーに投入します。桑の葉がたくさん入っているため、かなり重くなったハンドルをがんばって回しながら、桑の葉を細かくしていきます。そうしてペースト状になった桑の葉を大きなボウルに移し、水切りをします。次に、おたまを使って少しずつ様子を見ながらダブルドラムドライヤーにいれていき、乾燥させます。そして最後は、ミルを使って粉末にしていきます。

 最初、生の桑の葉は、フレッシュなトマトのような香りを放っていましたが、乾燥させ粉末にしていくと、抹茶のようなかぐわしい香りに変化していきました。

 作業で出来た桑粉は調理実習で使用するほか、本校生徒が考案した「桑姫のほっぺ」というブランドのパンをつくっている、地元の製パン会社「あけぼのパン」に材料として提供するほか、本校のイベント時に販売する「桑プリン」「桑クッキー」などのデザート用に使われます。

 この日、作業に参加した生徒は、「機器を使っても手作業の部分がかなり必要で、桑粉に仕上げるまでにたくさんの工程が必要なことに気づけました。乾燥させた桑の葉の抹茶のような香りが大好きなので、カップケーキなど、自分のオリジナルレシピで作る桑粉を使ったスウィーツを作りたいです。」と、桑粉を使った実習を楽しみにしていました。

 桑粉をたくさん加工した生徒達は、桑姫作業所の外に植えられた梅の木から、寺口ファームの方に、どのような状態の梅の実が梅干しや梅ジュースに適しているかをうかがいながら、梅の実もたくさん収穫しました。
 この日は、生徒達自身で調理実習に使う食材ができるまでの工程や、作りたい食品に適した食材の見分け方を実体験しながら学ぶなど、充実した授業になりました。