調理師による出張授業を行いました
6月3日(金)、食文化コースの3年生を対象に「テーブルマナー教室」を行いました。
新型コロナウイルス感染予防対策として、生徒間の距離を十分に取りながら、料理を口に運ぶ以外はマスクを着用し、黙食を徹底いたしました。
また、綺麗に準備されたテーブルセッティングとフランス語のメニューカードもあったため、テーブルマナー教室にとっての良い緊張感につながっていきました。
講師は、「出張料理まる兄きっちん。」の丸田信宏 先生です。
今回の授業は、食文化コースの専門科目「調理」の一環として年間6回実施予定の2回目であり、テーブルマナー講習がメインテーマとして行われました。
この講習は、料理を通じて社会に出たときに役立つ能力を身につけることを目的としています。
最初は少し緊張ぎみでしたが、徐々に雰囲気に馴染んで食事を味わいながら、マナーも学ぶという、良い雰囲気になりました。
丸田先生の指導方法は、マニュアル通りに進めるのではなく、生徒一人一人が現在認識しているテーブルマナーをまず実践してもらい、正しいマナーと間違ったマナーをわかりやすく説明して改善点をマンツーマンでアドバイスしていきます。
食材の魅力を引き立たせる色とりどりのソースと主役である食材との繊細なコラボレーション。まるで、美しい絵画を見ているような芸術的なお料理の数々。
これから社会に船出して、公私ともにいろんな場面で食事をする機会も多くなる生徒たち。今回のテーブルマナー教室は、お食事の際の礼儀作法を学ぶと共に、社会人としての立ち居振る舞いにも意識を向ける機会になりました。
授業の最後に、食事後の離席時のマナーのお話があり、膝にかけていたナプキンをくしゃくしゃにしてテーブル上に置くことが、「とても美味しかったです。ありがとうございます」というサインですと丸田先生から教えていただきました。
テーブルマナーを学ぶと同時に、美味しいフランス料理のフルコースにお腹も満足した1日になりました。