きららニュース

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全国看護高等学校研究協議会で研究発表を行いました

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毎年、夏に行われる全国看護高等学校研究協議会は今年で52回を数え、看護教育を行う高校の先生方が一堂に会し、現状の課題とその解決への取り組みを学ぶ機会となっています。今年は青森で開かれ、開会行事として本校の看護科教員が取り組んでいる『ルーブリック』について研究発表を行いました。

発表のタイトルは『平成30年度~令和元年度国立教育政策研究所 教育課程研究指定事業 目標を持った意欲的な活動を通して、自ら考え行動し適応する力を育成するための「基礎看護」「看護臨地実習」による実践研究』です。衛生看護科のような専門学科のある学校では知識理解だけでなく、自らが周囲と人々との関わりの中でどういう役割を担えるか、また自分の行動は他者からどのようにみられているかなどを学ぶ場面が多くあります。その指標となるのが『ルーブリック』で、大学などの教育機関でも多く使われ始めた取り組みです。

臨地実習(病院)では、医師や、看護師をはじめとするコメディカルの方々や患者さんと良好な人間関係を構築し学んでいくことが重要です。そのために本校では、1年生のうちから自分の出来ている部分と出来ていない分を教員以外の他者から評価してもらうことを進め、自己を客観視する力を育んでいます。生徒たちもはじめは友人である他者を評価することに不慣れであったり、評価規準の意図になかなか気づかなかったりすることが多く、そうした実践例を本校教員がパワーポイントを使いながら発表しました。

発表後、看護学生を指導する上での共通の悩みを抱えた他校の先生方から、本校の取り組みに共感をいただき、『ルーブリック』実践をもっと深めたいというご意見をいただきました。本校ではこの発表を次の段階へのステップとしてより良い教育活動を進めて参ります。最後になりましたが、この場を用意していただいた、大会関係者の皆様に心よりお礼を申し上げます。