二年生の食文化コースが授業の一環として葛城市の酪農ファーム「ラッテたかまつ」へフィールドワークに出かけました。

　初めにテラスでアイスクリーム作りを体験しました。グループごとに地元産の卵と新鮮な牛乳、砂糖、生クリーム、バニラエッセンスをボウルに入れて混ぜ合わせてから容器に流し込みました。これを冷やせば出来上がると説明して頂くと、生徒たちは「これなら家でも出来そう」と楽しみな表情を見せていました。

　次はバター作りです。牛乳と生クリームが入ったペットボトル容器を振り続けると、数分で脂肪分だけが固まり、無塩バターと低脂肪牛乳が出来上がりました。バターは塩を少し加えてクラッカーに載せて、牛乳はそのままでいただきました。「振っただけなのに本当にバターだ」と、生徒たちは不思議な体験を楽しんでいました。

　続いて牛舎に移動して乳搾りを体験しました。説明と実演で一応の理解をしてから実際に搾ってみました。「考えれば当たり前だが、あたたかい」「こんなに出るとは思わなかった」と、感動の連続だったようです。また牛舎には生まれたばかりの子牛がおり、その愛らしい姿が生徒の人気を独占していました。

　最後にテラスに戻り、先に作って冷やしておいたアイスクリームの試食をしました。生徒らは友達同士記念写真を撮りながら、手作りの無添加アイスクリームを美味しく味わっていました。