静（しずか）ホールにおいて平成28年度「奈良文化高等学校入学式」を行いました。あいにくの雨模様でしたが、それに負けない晴れ晴れとした表情が印象的な今年度の新入生は、高校課程168名、衛生看護専攻科77名。来賓や保護者の皆様、在校生らが温かい拍手で迎える中、緊張した面持ちで入場してきた新入生たちは、担任の先生から一人ひとり呼ばれると元気に返事をし、山田勝美校長より入学を許可されました。

　山田校長が式辞で、これからの学校生活において心がけるべきことを話した後、「『奈良文化』にこだわりを持つこと。『凛とした女性』になること。そして『あきらめないこと』の3つを心がけて学生生活を送って欲しい」と述べました。続いて学校法人奈良学園の西川彭理事長が、「義務教育と違って高校で学ぶ権利を親御さんが与えて下さいました。それを大いに活かして充実した高校生活を送るように頑張ってください」と新入生を激励しました。また、在校生代表の生徒会長・阪木双葉さんからの「私たちと一緒に、これからの学園生活を充実したものにしましょう」という呼びかけを、新入生たちはしっかりと頷いていました。

　新入生代表による宣誓は、高校課程・東優莉さんと専攻科・山崎早姫さん。それぞれ、これから始まる学校生活に対する決意を述べた後、一同を代表して署名しました。落ち着いて力強く宣誓・署名する様子には、初々しさに加えて頼もしさも感じられました。

　最後は校歌斉唱が行われましたが、本校では在校生による校歌紹介という形が伝統となっています。今年も2年生が前に並び、新入生や保護者の皆様に向けて元気に校歌を斉唱し、新入生を迎える暖かな雰囲気の中、つつがなく入学式は終了しました。