穏やかな年明けとなった平成二十六年、奈良文化高校では一月七日（土）始業式を行い、三学期がスタートしました。

　式に先立って賞状の伝達が行われ、二学期の終業式には大会出場で不在であった少林寺拳法部、バスケットボール部に賞状やトロフィーが授与されました。

　続いて三学期始業式が開式。心も新たに全員で深々と新年最初の礼をしました。

　次に校歌を斉唱し、山田勝美校長が「ユニバーシアード大会でチームリーダーとして活躍した熊澤さんが教育実習生として本校に戻って来ています。彼女のように夢を実現できるような一年としてください」と式辞を述べ、閉式しました。

　ここまでわずか二十数分。時間にすればささやかな行事でした。
　しかしこの短い時間を生徒全員が凛として過ごし、心を新たにできるよう、こうした式のたびに一時間かけて式場にシートを敷き詰め、先生・生徒全員の椅子を整然と並べるのが「奈良文化」流です。そして式が終われば全員で瞬く間に元通りに片づけます。

　合理的ではないかもしれませんが、奈良文化高校はこういう「心」を大切にして今年も女子教育を進めて参りたいと考えています。

　年頭に当たり、本校に関係のある全ての皆様のご健康とご多幸を祈念致しますとともに、本年もますますのご支援をたまわりますようお願い申し上げます。