第４０回全国高等学校少林寺拳法大会奈良県予選が奈良市立一条高校で行われ、三年生三名が出場しました。

　三年生にとっては県大会より上位の大会に出られる最後の予選となるので、この日に向けて並々ならぬ思いで練習に取り組んできました。ただ少林寺拳法を習い始めて一年足らずの選手もおり、技術や経験不足をカバーするために、指導に当たって頂いている三浦先生、北村先生に教わった基本を何度も繰り返して大会当日を迎えました。

　単独演武に出場した安藤星里奈さんは普段以上の迫力と正確な技を繰り出しました。しかし他の演武者には有段者もあり、残念ながら全国大会には届きませんでした。続いて組演武に出場した寺田美穂さん、氏岡里紗さんは六つの構成からなる演武の四つ目でミスが出てしまいました。その後は崩れることなく演武を終えましたが、敢え無く二位。ただ二枠ある全国大会への出場権を掴むことはできました。 　

　三人の指導に当たって来られた三浦崇先生は「少林寺拳法の目的は大会で好成績を残すことではなく人間として成長すること。これまでの練習に取り組む姿勢、本番で堂々と演武をした三名はこの一年で確実に成長を遂げました。まだやることはまだ沢山あります。常に前を見て歩みを進めていってほしいと思います。」と語りました。

　全国大会は、東京、町田市立総合体育館で、７月３１日（水）から開かれます。全国の場に初めて参加することになる少林寺拳法部に、更なるご声援のほど、よろしくお願いします。