きららニュース

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【看護進学コース】 看護系短大・病院見学を実施!

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 看護大学を目指す生徒のために今春新設された看護進学コースの特別授業として、一学期に引き続き、看護系短大・病院見学が行われ、28名の生徒が参加しました。

 学校をバスで出発。午前は白鳳女子短期大学の総合人間学科にある看護学専攻を見学しました。最初に学生さんが日々実習を行っておられる実習室で講義を受けました。「看護」の"看"の字は「手」を「目」の上に持って行った形を表し、"護"は「守る」「防ぐ」ことを意味しているので、看護は"見守り続けながら必要に応じて介抱すること"であると説明していただきました。またその際に患者さんや医療スタッフとのコミュニケーションに大切さも強調され、看護師を志すために基本となることを学びました。その後、高機能患者シュミレーター「スタン君」の呼吸(肺音)や循環(心音)といったバイタルサインを聴診器を使って確かめました。生徒らはそのリアルさに、驚きの声をあげていました。

 続いて、講義室に移動し、実際に友だちの胸に聴診器を当ててみる体験授業が行われました。医師が当てる聴診器の場所は細かく決められたものであり、その微妙な違いを聴き分ける難しさを教えていただきました。また血圧計の原理や扱い方の説明も受ける中で、「道具を正しく使うことも大切ですが、自分の五感を研ぎ澄まし、患者さんの立場に立って看ることが何よりも大切」であることを教えていただきました。

 午後からは済生会御所病院に伺いました。研修・学習施設と異なり実際に患者さんがおられ、医療スタッフが仕事をなさっている病院を訪問するので、生徒も緊張した面持ちでした。8つのグループに分かれ、内科病棟、整形・眼科病棟、外科病棟、脳外科病棟、透析室、放射線室、検査科、それに薬局を見学しました。それぞれの病棟で気を配る点が違うこと、備品の管理が細心の注意をもって行われていること、そしてそのすべてが患者さんにとって心身ともに安全で、落ち着ける環境を作り出すことから考えられていることを学びました。また院内感染を防ぐための手洗いの方法、デモ人形を使っての体位変換実習、理学療法士の方からリハビリの要点を教えていただくなど、盛りだくさんの内容で、生徒らは普段学べないことを多く知ることが出来ました。

 最後に本校の衛生看護専攻科を卒業し、この春から済生会御所病院で勤務をしておられる井本麻季さん、岸本麻友美さんから、看護職を目指して学んだ高校時代の話やこの六ケ月の間に学んだ貴重な体験談を話していただきました。また認定看護師として緩和ケアを担当されている先生から患者さんやその家族の皆さんの不安や悩みを解消していく仕事の重要性をお話ししていただき、実際の医療現場ので行われるさまざまな場面を思い描きながら、病院見学を終えました。

 貴重な時間を生徒のために割き、熱心に指導していただいた大学、病院の皆様、大変ありがとうございました。


 なお、これ以外に2年普通科の生徒が、将来の進路希望を明確なものにするため、関西大学、武庫川女子大学、帝塚山大学、奈良文化女子短期大学、関西福祉科学大学、関西女子短期大学、大阪城南女子短期大学、関西学研医療福祉学院、大原簿記法律専門学校に生徒らが分かれて訪問・見学をさせていただきました。各所とも本当に丹念なご準備・ご指導をいただき、ありがとうございました。