きららニュース

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【食文化コース】高大連携授業で「奈良の食を味わう」学びをしました

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 2年生の食文化コースの生徒たちを対象に、キッチンスタジオにて高大連携授業を実施しました。講師の先生は、本校と高大連携を結んでいる奈良佐保短期大学の生活未来科食物栄養コース、島村知歩先生です。

 本日は「奈良の食を味わう」をテーマに、奈良の伝統野菜を使った料理づくりの実習をしました。はじめに島村先生から食文化コースの生徒たちに、「食の仕事は、自分の生活もまわりの人も豊かにしてくれるものです」というお話がありました。

 つづいて今日のメニューについてのお話です。
「わらびもち」は後で冷やす必要があり、最初にワラビ粉と砂糖を木杓子で混ぜ、その後、透明になるまで火にかけて加熱します。混ぜる作業では、思った以上に力が必要なことに生徒たちも驚いていました。
「奈良茶飯」は、お米にほうじ茶の煮出し汁、煎り大豆、お塩を少々入れて炊きます。煎り大豆の代わりに栗などを入れても美味しいそうです。また、1200年前から食べられていたという記録もある茶粥の歴史についても教えてもらいました。
「のっぺ」は全国各地にある根菜の薄味の煮物です。地域によっては素材や出汁の違いがあり、新潟では正月料理として鮭やイクラが入っているそうです。実習では先生に材料の切り方を教わりながら、サトイモ、ゴボウ、ニンジン、ダイコン、厚揚げ、干ししいたけなどを入れて、出汁の中でじっくりと煮込みました。
「大和まなとしめじの柚香和え」で使われる大和まなは、古来から大和食材として食べられていた原始系に近い品種で、近年、品種改良されて流通するようになったそうです。等分に切った大和まなを鍋の中でゆがいて、沸騰したらサッと水をかけて冷やします。味付けして火を通したしめじと和え、柚子果汁や細かく刻んだ柚子の皮を入れて出来上がりです。

 最後は出来上がった料理を、みんなで試食しました。
 短時間に複数の料理を仕上げたことや、想像以上に美味しく仕上がったことに、また新たに自信が生まれたようです。