きららニュース

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留学で学んだことを同級生と共有しました

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 トビタテ留学JAPANの派遣留学生としてカナダで一ヶ月学んで帰国した専攻科生六名が、同級生(2クラス)に向けて留学で学んだことを発表・報告する学習会が行われました。
 この学習会には学校法人奈良学園の西川彭理事長、本校の山田勝美校長も臨席し、留学生らの学習成果に耳を傾けました。

 六人は Niagara College で様々な授業を受け、多彩な活動に参加して帰国しましたが、全員が准看護師資格を有して看護師養成課程で学んでいるということから、特にカナダの看護をめぐるトピックスを重点的に報告しました。
 RN(日本の看護師に相当)の病院内での位置付けや勤務体制が日本の看護師とは随分違うこと、産婦人科において通常出産後48時間で退院すること、など知って驚いたことを次々と発表。
 さらに、そうした調べれば分かることに加え、現地で一定期間学ばないと分からない「雰囲気」みたいなものが紹介されました。特に日本では考えにくい実例として、爪を伸ばしている、髪を結い上げるどころか束ねてもいない、ガムを噛みながら、家からナース服で出勤してくる、などが珍しいことではない、という報告にはみんなが驚きました。

 注目されたのは発表の総括で、こうした文化の違いについて、「どちらがいいか悪いかではなく、お互いの文化を尊重しつつ、いいと思うことを取り入れて行けばいい。日本の看護師が規律正しく仕事することの方がいいと一概には言えず、それはカナダ人の患者から見れば、どうしてもっとフレンドリーに接してくれないのか、と感じることになる。そういう視点を持つことが大事だと思った」と締めくくったことです。
 トビタテ留学JAPANのプログラムの特徴である「アンバサダー(大使)活動」の素晴らしい成果を得て帰って来てくれたと関係者一同喜んでいます。

 終了後、素晴らしい経験をすることができた感謝の気持ちとして留学生から西川理事長に心ばかりのお土産が手渡され、西川理事長は「多くのことを学び取って来てくれて嬉しい。これを多くの人と共有して、みんなの学習成果として下さい」と言葉をかけました。

 六人は来たる十月十五日(土)に、高校衛生看護科三学年の全員に帰国報告会を持つ予定になっています。