きららニュース

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部活動における熱中症対策講座を開催しました

  • 部活動における熱中症対策講座を開催しました

7月10日(水)、みやび棟のNBシアターにて、奈良教育大学教授の笠次良爾先生をお招きし、研修会「部活動における熱中症対策」講座を開催しました。

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スポーツトレーニングや競技をするにあたって、これからが真夏の厳しい時期となります。熱中症にならないために、あるいは熱中症になった場合に適切に対処するために、ぜひ覚えておかなければならない知識や心構えを教えていただきました。

まず、「めまいがする」「吐き気がする」「筋肉のこむら返り」など、熱中症の症状について確認し、それが起こるメカニズムを知りました。
そのメカニズムに基づいて、スポーツで激しい運動を行った場合に、体内に蓄積された熱を効率よく放熱する方法について教わりました。特に真夏に野外で行う競技や、マラソンやトライアスロンなど、継続的に放熱し続けることが必要な種目の場合の対応について学びました。
また、水分補給においては、水分と塩分を適量摂取することが不可欠ですが、過量を摂るのではなく、常に体から外に放出された分だけ摂取するということが大切だそうです。
一方、市販のスポーツドリンクでは、水分や塩分を摂取する以前に、糖分の摂取量が過剰となる可能性もあり、むしろ結果的に水分補給を妨げることにもなるという話をしていただきました。
さらに、運動中の補給において、水分やミネラル、たんぱく質の補完という面では、牛乳が想像以上に、スーパースポーツドリンクであると教えていただきました。

続いて、クラブごとのグループに分かれ「暑熱環境下でパフォーマンスを維持するためにできることは?」というテーマで話し合いました。日常生活での対策と、試合時における対策に分けて話し合い、ポストイットに書き込み、グルーピングした上で模造紙に貼り込んでいきます。
最後は、チーム代表が全員に貼り込み、マーカーでカラフルに説明も記入した模造紙を示しながら発表しました。
それぞれのチームが、個々の競技の違いもあり、個性的で普段は考えもしなかったような案も示され、他のチームからは「おー!なるほど」と、驚きの声もあがっていました。

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本日の笠次先生の話をしっかりと思い返し、暑い太陽を味方にするほどの気持ちで、クラブ活動で最高のパフォーマンスを発揮してほしいものです。