きららニュース

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「平宗」吉野本店で柿の葉寿司手作り体験をしました

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 食文化コース三年生が、郷土の伝統食を知る学習の一環として、奈良の代表的な郷土食、柿の葉寿司の手作り体験に挑戦しました。
 訪問させて頂いたのは吉野町の「平宗」吉野本店。吉野川のほとりにたたずむ名店の和室で、新緑と清流を眺めながら体験させて頂きました。

 最初に河瀬直美監督のビデオを見て、吉野地方で受け継がれて来た柿の葉寿司の歴史、日常生活との関わりを学習しました。

 次にいよいよ手作り体験に移ります。渡辺雅晴店長が説明、ご指導して下さいました。一人一人に鯖四切れ、鮭四切れ、ご飯(いわゆるシャリ)、柿の葉などの材料が配られています。葉の裏表や葉脈、ご飯の大きさなどに注意しながら渡辺店長に教わる通りに県産のヒノヒカリのご飯を形づくり、魚を合わせ、柿の葉に載せて作って行きます。

 細心の注意を払って葉っぱでくるんで指で押して整え、出来た!と思ったものを木箱に並べて行きます。

 最後に重石がわりのゴムバンドをかけて木箱を紙箱に入れると、一見商品と見違えるような立派なお土産が出来上がりました。食べ頃は明日だそうです。

 渡辺店長のお話では、柿の葉寿司は単なる土産物ではなく、現代においても吉野地方の生活に密着した家庭料理であり、近在の商店ではその材料が売られているということでした。そこで食べ終わった後の木箱を使ってもう一度作ってみて下さいねと呼び掛けて頂くと、生徒らは大きく頷いていました。素晴らしい環境で、楽しく親切なご指導のもと、有意義な時間を過ごさせて頂き、食文化学習へのモチベーションも更に高まったようです。
 「平宗」吉野本店の皆さま、本当に有難うございました。