きららニュース

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【食文化コース】二年生が牧場で乳製品加工に挑戦!

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 普通科食文化コースの二年生が葛城市の酪農教育ファーム「ラッテたかまつ」へフィールドワークに出かけました。

 初めに、スタッフの方から施設内の喫茶店「夢ラッテ」のテラスで、葛城の地で行われてきた酪農業の歴史や、加工品を作りながら命の教育を訪れる方々に続けてこられたことを教えていただきました。そしてまずはアイスクリーム作りを体験しました。グループごとに地元産の卵と新鮮な牛乳、砂糖、生クリーム、バニラエッセンスをボウルに入れて混ぜ合わせ、容器に流し込みました。あっという間の作業に、生徒たちは「こんなに簡単なら家でもすぐ出来そう」と少し驚いた表情を見せていました。

 次はバター作りです。牛乳と生クリームが入ったペットボトル容器を振り続けると、数分で脂肪分だけが固まり、無塩バターと低脂肪牛乳が出来上がりました。バターは塩を少し加えてクラッカーに載せて、牛乳はそのままでいただきました。「振っただけなのに本当にバターの味がする」「塩加減の微妙な調整が難しい」と、生徒たちは同じ牛乳からできた乳製品の多様性とそのおいしさに驚いていました。

 最後に、牛舎に移動して乳搾りを体験しました。牛は人間の生活にさまざまな形で関わってきたこと、またBSE(狂牛病)対策で出生から徹底した管理を行っていることなどを説明していただきました。そしていよいよ牛乳搾り体験です。生徒たちは、大きくて迫力ある牛の姿に最初は脅えていたものの、いざ牛乳を搾ってみると「勢いよく出て楽しい」「あたたかい」と、感動していた様子でした。また牛舎には前日に生まれたばかりの子牛がおり、踏ん張りながら立ち上がる姿に歓声が起こっていました。

 最後は先に作って冷やしておいたアイスクリームの試食です。さすが食文化コースの生徒たちで、市販のアイスとは違う滑らかなアイスクリームをアイスディッシャーで綺麗に丸めながら三段重ねでコーンに載せることもお手のモノ。その写真は公式SNSのInstagramインスタグラムで紹介していますのでごらんください。

 普段口にしている乳製品を手作りし、実際に乳牛に触れることができた今回のフィールドワークは、生徒たちにとって命や自然の恵みの有難さを再認識する機会となったようでした。