マザーテレサさんとともにインドで救済活動を続けて来られた、サンチの会の是枝律子先生から
その体験談をお伺いする会を、保護者の方にも来ていただいて、本校学園ホールで開きました。

　"サンチの会"（「サンチ」とはヒンドゥー語で「心の安らぎ」、ベンガル語で「平和」の意味です）は
マザーテレサさんの施設などで貧困に苦しむ人々を助け、またその活動に必要となる備品を日本から
届けておられます。

　そのインドでの様子は、実際に先生が体験なさったものだけに、先生の言葉の一つひとつに実感が
こもり、また医療や介護の現場で実習を積んできたことのある生徒たちには自分たちの経験に照らし
ながら、先生のお話を聴きいりました。しかし、映像を使って説明された後半のお話では、今の日本
からは想像しがたい「死を待つ人の家」の実情がわかり、後で書いた感想文の中でも生徒たちはその
惨状に驚いたと感想を述べていました。

　世界には、想像を絶する環境で生きている人々がたくさんいることを身近に感じることができる、
貴重なお話をしていただいた、是枝先生、ありがとうございました。