きららニュース

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戴帽式を挙行しました

9月17日、衛生看護科で学ぶ2年生、計52名の戴帽式を挙行しました。

『准看護師』の資格取得を目指し基礎学習に励んできた生徒達は、この戴帽式を区切りにいよいよ病院実習に臨みます。
式は、在校生、保護者の皆様、病院関係の来賓の方々や学校関係者など、大勢の方に見守られながら厳かに行われました。戴帽生は、看護師の象徴であるナースキャップを一人ひとり受け取り、クリミア戦争時に看護に命を捧げたナイチンゲールに倣ってキャンドルに火を灯し、全員で「ナイチンゲール誓詞」を声高らかに読み上げました。

式辞で山田校長は「ナイチンゲールの掲げたこの教えに従い、実習で知識・技術ともに磨いていってほしい」と語りました。学園理事長、育友会会長からも闘病の折に看護師に心身共に支えられたという、自身の体験を交えた激励の言葉がありました。

卒業生代表として出席され、現在看護師として働く野中さんは、「この戴帽式は、厳粛な式の中で決意を新たにこれからの職務に臨む誓いを立てるもの。このキャンドルの光のように、病という暗闇の中にいる患者さんの心を照らしてください。」と語ってくれました。

式典の後には講演会を行い、看護の現場で活躍している卒業生のお話を聞きました。現在整形病棟で勤務する卒業生から看護の現場の厳しさと、そこから得られる多大なやりがいがあることを聞き、戴帽生たちは実習への決意を新たにしたようです。
また、保護者の方を対象に病院実習についての説明会を行い、ご家族へのご理解とご協力を仰ぎました。

10月からは各病院での実習が始まり、現場で学びを深めることになります。
式典を終えた生徒達は、今日の日を迎えられた喜びと期待に笑顔が溢れていました。