キャンパス内の奈良文化幼稚園では月に一～二度、「みどりの幼稚園」として朝登園してから降園するまで、一日中キャンパス内の自然の中で過ごす日を設けています。高校エリアで元気一杯に遊ぶ園児たちの姿を眺めることは本校生の楽しみの一つでもあります。

　その「みどりの幼稚園」に二年生の子ども教育コースの生徒らが参加しました。

　幼稚園からキャンパス内をゆっくりゆっくり、地面を観察したり木の枝を見上げたりしながら歩いて来た園児さんらを出迎え、一緒に静ホール前の広場まで歩きました。そして自然観察や駆けっこなど思い思いに遊び始めました。あちこちで「お姉ちゃん先生」は大人気です。

　ところがあいにく雨がパラパラと降り始め、お姉ちゃん先生も一緒に、また幼稚園に戻ることになりました。組ごとに教室に分かれ、フェルトで名札作りをしたり、ゲームをしたりして過ごしました。「こうしたらどう？」「上手にできたね」と声をかけ、園児との距離を縮めることができました。

　半日過ごすとお姉ちゃん先生は園児らのパワーに圧倒されてしまいます。こうして実際に園児と長時間過ごすこと、そして幼稚園教諭の動きを見ることは、幼児教育・保育の道を目指す生徒らにとってまたとない勉強の機会になっています。