きららニュース

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薬物乱用や依存について学ぶ講演会を行いました

  • 薬物乱用や依存について学ぶ講演会を行いました
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 静ホールで夏休み前の生徒指導集会を行いました。今回は、薬物乱用や依存症について理解を深めようと、そうした症状へのサポート活動をするフラワーガーデン(橿原市)の施設長、オーバーヘイム容子さんを講師に迎えて、講演していただきました。

 講演は依存症についての説明と、依存症回復に取り組んでおられる方の体験談の二部構成で行われました。

 オーバーヘイムさんは依存症と一言で表現しても、よく知られている薬物などの物質依存だけではなく、摂食障害などの食べ物や自傷障害などの行動依存、特定の人に頼り言いなりになってしまうなどの関係性依存など様々なケースがあると具体例を挙げて紹介されました。また軽い気持ちや普段の生活の中で依存症になりうるきっかけがあることを知ってほしいと話されました。そして、それぞれの状況を伝えた後、「一度依存症になると完治することがなく、一生治療を続けなければならない」とその恐ろしさを語りました。

 また実際にそうした症状に陥り、回復された女性の体験談を直接お聞きするという非常に貴重な体験もさせて頂きました。高校時代が重要な意味を持つ場合も多いようで、生徒らは食い入るように聞き入っていました。

 山田勝美校長は「生徒たちがスマホや携帯へ依存してしまうことを心配している。今日の学習は貴重な体験となり、これからの生活の一つの知恵としてほしい」と生徒に語り、学習会を締めくくりました。