三月二十一、二十二日の二日間にわたって、本校を会場に第一回奈良文化杯中学生バレーボール大会が開催され、県内外から225名もの女子中学バレーボール部員が出場しました。

　この大会は地域と共に歩む学校づくりを進める奈良文化高校が、中学生同士の交流と切磋琢磨、また友情を深めながら選手の心技体の向上を図る目的で開催したもので、今回が第一回目。実戦形式で競い合い、栄えある優勝杯を目指して17校がしのぎをけずりました。

　公式戦さながらの緊迫した試合が二日間にわたって繰り広げられ、選手らは試合中はもちろんのこと、空いた時間には他校のプレーを研究したり選手同士が交流したりするなど有意義な二日間を過ごしました。優勝に輝いたのは滋賀県の粟津中学チーム、準優勝には和歌山県の下津第一・第二合同チーム、第三位には奈良県の大淀中学チームがそれぞれ入賞しましたが、全チーム全選手にとって技能、精神ともに大いに向上させる機会となったようでした。

　またこの大会は本校の高校生が進行から審判まで大会運営の全てを取り仕切る形で行なわれ、中高生の交流が生まれるだけでなく、高校生にとってもよい勉強になりました。主将の吉村優妃さん（新三年）は「これまで大会当日に会場に出場しに行くだけだったが、受付や進行、審判など運営の仕事をしてみて大会を見る目が変わった。今後は感謝の気持ちを持って、その人たちの尽力に恥じないプレーができるよう懸命に練習に励みたい」と頼もしく語りました。