日本列島が寒波と雪に包まれた平成二十七年の年明けでしたが、奈良文化高校では今日始業式を行い、三学期がスタートしました。

　式に先立って賞状の伝達が行われました。吹奏楽部、バレーボール部、新体操部、バスケットボール部が賞状やトロフィーを授与されました。

　続いて三学期始業式が開式。心も新たに全員で深々と新年最初の礼をしました。

　次に全員で校歌を斉唱。学校長式辞では山田勝美校長が以下の三つのことを述べました。まず白鵬関が立ち合いで相手の動きを見てから遅れて受けて立つ奥義である「後の先（ごのせん）」を目指していることを引き合いに出して細心の注意を払って一年のスタートを切ることの大切さを話しました。また二枚の年賀状から「"大"きな"羊"は身の"美"しさを示す」を知ったことと羊を象った藍染めを貼り付けた年賀状から日本文化の美しさを感じ取ったことを紹介しました。さらに挨拶や服装、身のこなしといった生活の基本を大切にすることをいつも心がけるように伝え、式は閉式しました。

　続いて生徒指導部長の長峯寿次先生から冬休みの過ごし方を振り返り、至らない点を見つ直して良い新学期のスタートを切ること、また自分の存在が周囲の人々に良い影響を及ぼすことが出来る生活を心がけてほしいと語りました。

　最後に昨年度より「奈良文化テレビ」などで活躍してきた本校の生徒有志のユニット「きららんぶんぶん」から全校生徒に生徒参画企画の呼びかけがありました。それは、今流行りのVine（ヴァイン）というタブレット端末アプリを使って六秒の動画を作ろうというものです。「It's COOL！」をテーマに、女子高生の日常生活の中で「これはカッコイイ！」と思うものを世界に発信しようというこの企画。どんな作品が集まるか楽しみです。

　年頭に当たり、本校に関係のある全ての皆様のご健康とご多幸を祈念致しますとともに、本年もますますのご支援をたまわりますようお願い申し上げます。