奈良育英小学校金管バンドクラブの十四名のみなさんが、本校のコンサートホールである"奏（かなで）ホール"を訪れ、ホール練習をしました。

　奈良育英小学校金管バンドクラブは、英国式ブラスバンドの編成で活動されています。英国式ブラスバンドとは、コルネット、テナーホーン、トロンボーン、ユーフォニアム、バスといった金管楽器と打楽器で構成される編成で、同じ金管楽器属で合奏することによってオルガンのような響きになるのが特徴です。

　奈良育英小学校金管バンドは来る12月21日（日）やまと郡山城ホールで行われる第２回全日本小学生金管バンド選手権（全日本小学生金管バンド連盟主催）に出場されます。このコンテストには全国から18の団体が参加することになっています。60名を超える大編成で出場する団体がある一方で、奈良育英小学校金管バンドは比較的小さな編成での出場となります。その分、小さなミスでも綺麗な響きを台無しにしてしまうこともあるので、緊張感みなぎる練習会となりました。

　今回は本校教諭である吉﨑直之先生が指導に当たりました。吉﨑先生は大阪フィル、京都市交響楽団などで奏者として客演の経験を持つだけでなく、名立たる楽団の指揮の経験もある先生です。普段の練習場ではなかなか味わえない実際のホールでの音の広がり方や、課題曲のリズムの取り方や音を美しく響かせるテクニックなどのアドヴァイスを受け、本番を間近にまとまりのあるサウンドをホール一杯に奏でていました。

　奈良育英小学校金管バンドクラブのみなさん、あと三週間を切りましたが、本番でのご健闘を祈っています。