第11回葛城市民綱引大会に本校の生徒が初参戦し、いきなり優勝の栄冠を勝ち取りました。

　奈良文化の高田キャンパスは住居表示大和高田市となっていますが、校地の半分以上が葛城市にに属していて、葛城市と本校の間では「災害時における避難所の設置に関する協定」を結んだり、地元のインターネットテレビの「かつらぎ・テレビ」に生徒が出演させていただいたりと多方面で関わりを深めてきました。また数年にわたって「夢フェスタ in 葛城」などのイベントに参加させていただいたり、寺口ファームの皆さんと桑製品を作って販売するなど市民の皆様にお世話になってきました。そうした日頃の感謝の気持ちを込め、今回の大会参加者に本校生徒考案の 「桑姫パン」を本校から協賛、進呈し、 山下和弥葛城市長からも開会式で披露いただきました。

　そうした交流の中、今回のイベントは綱引大会！　葛城市当麻は相撲発祥の地と言われており、市内から力自慢のチームが集結します。本校からはチームプレーには自信があるスポーツ特進コースの中から精鋭九名がエントリーしました。

　会場の当麻スポーツセンターに入ると、さっそく奈良県綱引連盟理事の森田昌司さんから綱引の基本的姿勢や力の合わせ方の極意を伝授していただきました。初めての本格的な綱引き競技に出る選手たちはその難しさに戸惑いながらも、なんとか形に仕上げていきました。

　そしていよいよ第一戦。いきなり昨年の優勝チームと当たってしまうという不運を、持ち前のガッツとチームワークを活かし、教わったことを着実に綱に伝えジリジリとうしろへ、うしろへ。選手を引率した長峯寿次監督の「ステイ！　ステイ！」という掛け声に息を合わせることで相手チームの反撃を抑えて、見事に勝利！　その調子で二戦目にも勝ち、女子の部で優勝を勝ち取ることが出来ました。大きなトロフィーだけでなく、副賞にお米や商品券もいただけると知り、選手たちは大興奮！　森田さんからは「少しの時間でコツをマスターしたのはさすが普段のクラブ活動の成果ですね。この勢いで国体の代表選手も目指してほしいくらいです」とお褒めの言葉をいただきました。

　大会の運営にあたってくださった方々、また本校選手に温かい励ましや労いの言葉を掛けてくださった方々、ありがとうございました。