きららニュース

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教職員研修会を実施しました

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 本校ではより質の高い教育を提供するため、定期的に教職員の研修を実施し、研鑽を図っています。
 今回は、昨年のいじめ防止対策推進法の制定以来計画されていたいじめに関する研修会を、奈良県教育委員会事務局生徒指導支援室の指導主事、長谷川智先生を講師にお招きして開催しました。

 先生は、いじめは世間の注目や関心の高さによって統計上の認知(発生)件数が上下するが、実際にはずっと以前から一定の割合で発生していると思われるとし、「どの子どもにも、どの学校でも、起こりうる」ものとの認識を教職員が持つよう強調されました。また23年度までの統計が教師認知による件数で、例えば23年度は全国の小中高で282件だったが、24年度に生徒アンケートによって発生件数の統計を取ったところ7514件に上ったこと、またアンケートによると授業中や部活動中といった教師の監視下においてもいじめが発生していること、など教職員として注意が必要な点について詳しく説明されました。

 その上で早期発見に向けて、情報の収集、相談体制の充実、情報の共有が重要であると話されました。その際、相談しにくいと感じている子ども、アンケートに事実を書けなかった子どもの存在が盲点となるので特に注意を払う必要があることを解説されました。また未然に防止するための日頃の信頼関係が重要だが、発生してしまった場合は被害生徒のケアが最重要であると同時に加害生徒への対応も必要となることを丁寧に説明して下さいました。

 質疑応答では本校教員からの具体的質問に対して実例を挙げながら指針を示して下さるなど、最後まで実りの多い学習をさせて頂きました。教職員一同、今後も機会を得て学びを深めていきたいと思います。