二年生の普通科各コース生を対象に「分野別進路説明会」を実施しました。

　高校二年生の三学期は、いよいよ三年生になるのを間近に控え、自分の将来を真剣に考えたり進路を見極めたりする大切な時期です。今どれだけ明確な自分のビジョンが描けているかは、三年生の過ごし方、ひいては将来のあり方にも影響を及ぼします。そのためこの時期に自分の適性を知り、多くの情報を得る事は非常に有意義です。この説明会は、人生にとって大事な決定をしなければならない生徒たちに、それぞれに合った進路先を見つける力を養うことを目的とした進路学習として毎年開催されています。

　はじめに、本校のNBシアターに全員が集まり、進路アドバイザーの小川久人氏による進路全般講話が行われました。
　小川氏から進路先として大学、短期大学、専門学校、就職、さらにはそれぞれの分野や特性など選択肢は無数にあることが紹介されました。つまり生徒らは無限の可能性を持っており、しかしながら選ぶのはその中から一つである、という事を知り、自覚を持つ必要性が話されました。
　進学についても就職についても、進んだ先で「こんなはずではなかった。やりたいことができない」と、退学や退社までする人もいる現実がある中で、進路を選ぶにあたっては、しっかりと情報を収集し、活かすべきであるとアドバイスを頂きました。後半の分科会では、自分の思っていた事が出来るのかどうかを、積極的に質問してみることも勧めて頂きました。

　その後、系列校の奈良学園大学、奈良学園大学奈良文化女子短期大学部をはじめ、ご参加頂いた大学・短期大学・専門学校がそれぞれ各教室に設けて下さったブースで分科会を開催しました。
　生徒は事前に希望を出したブースに移動し、先ほどの小川氏のレクチャーで伝えられた内容を踏まえて各校の特徴や取得できる資格、就職先などについて真剣に耳を傾けました。また質疑応答も盛んに行われ、「看護師の試験は大学卒と専門卒は違うのですか」「幼稚園教諭には短大と四大ではどちらがいいですか」など、各校の先生方から貴重な情報を頂戴したようでした。