本校ではスポーツ特進コースの生徒を対象に、通常の体育実技だけでは経験できない生涯スポーツ体験授業を設けています。具体的には、一年次に『リーダーズ研修合宿』、二年次に『スキー合宿』、三年次に『カヌー教室』を行っており、今年も９月16日に木津川（笠置町）でカヌー教室を開催しました。

　日頃からスポーツに馴染んでいる生徒たちもカヌーはほとんど初めて。生憎、天気は雨模様でしたが、皆、元気に日本におけるカヌーメーカーのパイオニアとして有名なフジタカヌー（京都府相楽郡笠置町）の藤田亮さんら三名の指導を受けながら、カヌーツーリングに挑みました。

　午前９時45分から、念入りなウオーミングアップを行い、その後、指導員によるカヌーの基本操作のレクチャーを受けると、早々にカヌーに搭乗。慣れないカヌーに手こずりながらも、次々にパドルを握って川面に漕ぎ出し、基本的な動作を習得しました。

　昼食を挟んで午後も雨が降り続きましたが、その中、川を約６キロ下るツーリングに出発。各自、一列になって流れの速い『瀬』を辿りながら、川下に向かって進みました。「楽しい」と歓声を上げる生徒もいれば、「怖い」と叫びながら必死にパドルを握る生徒などさまざまでしたが、さすがに日頃からスポーツで鍛えた運動神経を活かし、皆、無事に終着点に到着することができました。