奈良文化高校のある高田キャンパスには奈良文化幼稚園があり、相互に交流、協力しながら教育活動を展開しています。幼稚園の保護者らが高校キッチンスタジオを会場にお料理教室を開催、園児らが大好きな簡単ソーセージ、キノコリゾット、クレープシュゼットの三品に挑戦しました。

　まず講師をお引き受け下さった料理教室「胡桃の樹」主宰：鬼頭真子先生から調理の流れを説明して頂きました。野菜の特性や調味料の役割など薀蓄を交えた洒脱なお話に引き込まれるように手順を確認し、調理スタートです。

　簡単ソーセージは、ソーセージメーカーの代わりにラップを利用して作りました。これなら家庭で子供らと一緒にお料理を楽しめそうだと参加のお母さん方に大好評でした。その他に、生米をオリーブオイルで炒めて作る本格的なキノコリゾットと、フライパンで焼いてオレンジソースをかけたクレープを調理しました。専門家の指導にお料理好きな主婦のコンビはさすがに手際が違います。テンポよく作りながら後片付けも同時進行する様は素晴らしい光景でした。鬼頭先生は各テーブルで料理に関する質問に気さくに応えて下さり、お母さん方から「勉強になりました！」と喜びの声が聞かれました。

　出来上がったお料理は隣の試食室に運びました。参加のお母さん方はホテルバンケット風の雰囲気の中で特別なランチタイムを楽しんでいるようでした。