きららニュース

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教職員研修会を実施しました

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 本校では質の高い教育を提供するため、教職員の研修会を定期的に実施しています。今回は花園大学社会福祉学部臨床心理学科教授の橋本和明先生をお招きし、『虐待と非行 & 発達障害と非行』との演題でご講話を頂きました。本校からは教育職員だけでなく、事務職員、学校カウンセラー、教育実習生などが参加して研修を深めました。

 山田勝美校長より講師先生のご紹介があり、引き続いて橋本先生がパワーポイントを併用して講演をされました。先生は、家庭裁判所調査官だった頃の豊富なご経験から、いわゆる青少年の非行には過去の児童虐待や発達障害に起因するものが少なくないことを紹介。非行少年非行少女が加害者であると同時に被害者でもあるという視点に注意を促されました。
 特に虐待からの「回避的行動」としての逸脱行為や、発達障害の中でも従来広汎性発達障害と呼ばれていた「自閉症スペクトラム障害」が起こさせる非行・違法行為について詳しく説明され、見ている視点の違いへの理解やこちらのコミュニケーション能力を高める必要といった具体的な対応について教示されました。

 聴講の本校教職員にたびたび質問して答えを求められたり、学級担任の生徒対応に関する具体的な悩みを募って指針を示されるなど、一方通行の講演会では得られない貴重な研修時間となりました。