きららニュース

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《吹奏楽部》 第53回奈良県吹奏楽コンクールで銀賞

第53回奈良県吹奏楽コンクールの4日目が8月8日、橿原文化会館=橿原市北八木町=であり、高校小編成の部門に、本校の吹奏楽部が出場しました。小編成部門は1チーム30人以下で構成し、7分以内の自由曲を演奏します。今年は県内から12チームが出場し、上位コンクールの関西大会出場を目指して、演奏を繰り広げました。

本校は16人の部員で構成し、吉﨑直之氏の指揮で、福島弘和氏作曲の「夏の風 プレリュード」を演奏しました。静かに重低音が響きはじめると、徐々に胸が高鳴るような旋律へと移り、風が草原を吹き抜けていくような広がりのあるような、さわやかなメロディーを奏でました。

演奏した曲は、コンクールに向けて一生懸命に練習し高揚する生徒たちの気持ちと、夏の風を重ね合わせ表現したものです。この曲を練習する中で、3年生が実習で不在という期間があったり、部員たちの気持ちが乱れがちになったりして曲が一つにまとまらない状態もあったものの、みんなで克服し、このステージを目指して曲を作り上げてきました。

演奏を終えて生徒たちは、集中力不足や細かい部分での表現不足などを認識しつつも、完全燃焼した様子で、「やれるだけのことはやった」「楽しかった」「ホールに響いた音が気持ちよかった」と笑顔を見せていました。

結果は昨年と同じ銀賞でした。岡本莉奈部長(高3)は「練習してきたことを本番で出せたと思う。同じ銀賞でも、昨年よりもレベルアップした。今後、3年はサポートに回りながら、2年や1年に次の課題を克服してステップアップしてほしい」と話しました。