
日本の歴史を学ぶにあたり、ここ奈良の地はまさに歴史の宝庫です。
奈良文化高校には本学園の創設者の伊瀬敏郎氏が収集し、寄贈した縄文~奈良時代の竹ノ内遺跡から出土した土器や石器を所蔵しています。このような考古資料にふれながら、日本文化の形成過程を理解し、現代社会の基盤と現代日本の形成過程を学びます。

この授業では、地域協働の探究活動を通じて、地域社会の課題を発見し、解決策を提案する力を養います。まず学校が所在する奈良県の学習をした上で、修学旅行先との比較・対照を行い、事前に学んだ探究の基礎、数学の統計などを用いて課題を分析し、修学旅行先とオンラインで現地の人々と意見交換を行います。その後、現地での活動を通じて、提案した解決策の実際の運用を学び、地域の人々との交流を行います。最終的に、協働活動の成果と今後の課題を後輩にプレゼンテーションします。

1000年以上経った今も読み継がれる古典作品には、人間の本質に迫る普遍的な価値が秘められています。本授業では、日本の伝統文化と深く結びついた古典文学を通じて、「なぜ読み継がれるのか」「なぜ大学入試において重視されるのか」を探究します。
作品の背景や当時の価値観を学ぶことで、現代のつながりを見い出し、より深い理解へとつなげます。