きららニュース

きららニュース

校内公開ホームルームを実施しました

  • 校内公開ホームルームを実施しました
  • 校内公開ホームルームを実施しました
  • 校内公開ホームルームを実施しました
  • 校内公開ホームルームを実施しました

 本校ではより質の高い教育を提供するため、定期的に教職員の研修を実施し、研鑚を図っています。
 今回は一人ひとりを大切にした教育活動を展開する力を高めるために、一年生のクラスで行われた人権教育についてのホームルームを教職員が参観、研修を行いました。
 授業者は、本校の住田知史教諭。主題は「アメリカの人種差別から考える」でした。

 まず、アメリカの人種差別を描いた文章を読みながら、その時代背景や社会の状況などを理解していきました。その上で、登場人物たちが自らの判断、価値観、道徳観に従って、差別に対して立ち上がる様子が明らかにされました。さまざまな人種からなる登場人物たちが、自分たちの友情や思いが、社会で当たり前とされているシステムに押しつぶされそうになった時、彼らがどのように「協力」し、立ち上がったのか。「人として大切なことは何か」を考えさせる内容でした。

 この授業のもう一つの特徴は、題材が英語の文章であったことです。生徒らは四人ずつのグループを作り、普段の英語の授業と同じように、英和辞典を駆使しながら自分たちで英文を読み進めます。また、各グループの代表者が入れ替わりながら、自分たちが読んだ英文の内容を発表する形で、文章が読み進められました。

 この授業形態にも、人権教育の観点が盛り込まれています。仲間との協力・他人への思いやり・自分の意見を表現すること・人の意見を理解すること・・・。生徒も教員も、人種差別を描いた文章から学ぶとともに、この授業形態からもさまざまな人権感覚を学ぶことができました。

 教職員として、このような機会を積み重ねることで、これからも生徒と共に学びを深めていきたいと思います。