きららニュース

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《茶道部》志賀直哉旧居でお茶席を催しました

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 文豪志賀直哉の旧居(奈良市高畑町)で、茶道部(裏千家)がお茶席を催しました。茶花はドウダンツツジに白い小菊とホトトギスを添え、お茶菓子は梢の錦。紅葉の名所「竜田川」(生駒郡斑鳩町)の水差しなどで秋を演出し、見学に訪れた一般の方々をもてなしました。

 志賀直哉旧居は本学園が保存するセミナーハウスで、平成12年に国の登録有形文化財に認定されました。志賀直哉は自邸内に茶室を設けるなど、茶道に深い理解を示したといわれています。

 毎年本校の創立記念日に催すこの茶席で、一年生がはじめて亭主をつとめ、お客様を前に緊張の表情を浮かべながらも、稽古を重ねてきた丁寧なお点前を披露しました。また上級生は釜や茶碗などの道具を説明する半東(茶の湯で、亭主を補佐して茶事を手伝う役)となり、ご指導いただいている関宗陽先生とともに亭主を見守りました。

 一年生の面谷海桜さんと若宮伊緒梨さんは、「このような空間でお点前を披露できるのはめったにない貴重な機会でうれしいです」「茶道初心者なので、想像していたよりも動作が難しく覚えることも多いのですが、支え合える仲間とも出会え、楽しく学んでいます。女性らしさを身につけることが今の目標です」と話しました。

 お客様からは、「吹き抜けのサンルームや造り付けのソファーなど、モダンな家づくり、各所に散りばめられた工夫に洗練された文豪の感性が感じられ、驚き感動しました。美しさがそのまま残っていることに感謝します。紅葉のきれいなお庭を眺めながらお茶を楽しむことができました」という声が聞かれました。

>>> 奈良学園セミナーハウス 志賀直哉旧居 HP