【食文化コース】丸田シェフの出前授業を行いました
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2025年11月7日(金)、食文化コースの3年生を対象に、恒例となった「まる兄きっちん。」の丸田信宏シェフによる出前授業が行われました。
今回のメニューは「鱈のローストのレモンバターソースがけ」「ガレット」「チャウダー」の3品です。季節に合わせたあたたかみのあるメニュー構成で、生徒たちはさっそく調理に取り組みました。
授業の冒頭で丸田シェフは、「この授業では細かな作り方は言いません。味の感じ方は人それぞれ。自分のやり方で考えて、楽しんでほしい」と話され、生徒たちも、自由な発想で調理と向き合っていました。
調理が始まると、隣のキッチンテーブルの友だちとも相談し合いながら野菜を切ったり、ソース作りを始めたり、オーブンで焼いたりしていました。「楽しみやなぁ。どんなものができるのかな」と丸田シェフは笑顔で声をかけ、生徒たちの緊張をほぐしていました。キッチンテーブルを回りながら「もう少し大きく切った方がいいよ」「蓋をしたら卵はうまく白くなるで」と、手を動かす生徒一人ひとりに丁寧にアドバイス。その都度「なぜそうした方がいいのか」を具体的にアドバイス。他のキッチンテーブルの生徒たちも集まり熱心に耳を傾けていました。
ガレットの生地の焼き加減や、具材を炒める順序など、生徒たちは疑問に思ったことを次々と質問。その質問に丸田シェフも「それはいい質問やな」と笑顔で応じながら、プロの現場での工夫や調理の勘どころを伝えていました。
最後に丸田シェフは「失敗ってのはない。それは経験。食べてくれる人が『美味しい』と感じてくれたら、それが正解です」と語りかけ、生徒たちの表情には達成感と自信がにじんでいました。できあがった鱈のローストのレモンバターソースは爽やかで深みのある味わい、ガレットは優しくふわふわで、チャウダーは心を温めるクリーミーな味に仕上がりました。
試食の時間には自然と笑顔がこぼれ、「また作ってみたい!」という声も聞かれました。自由な発想を大切にしながら、自らの感覚で「美味しさ」を探る時間となりました。
2025-11-07(金)





