【食文化コース】シェフ指導のもと調理実習を行いました
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本校では、授業やオープンキャンパスでの調理体験などで、「まる兄キッチン。」の丸田シェフからいつも様々な料理やスウィーツ教えていただいています。
2025年5月16日(金)、この日は食文化コース新3年生にとって、丸田シェフに教えていただく初めての調理実習になります。メニューは事前に知らされておらず、最初に丸田シェフから材料を見せられて、生徒たちは「今日は何を作るんだろうか?」と期待感が高まります。
本日のメニューは、前菜として、フランスパンの上に具材をのせた『クロスティーニ3種』、スープに『ミネストローネ』、メインに春キャベツのソースの『新ジャガイモのニョッキ』です。
まずは、クロスティーニに使う、パプリカ、トマトのマリネ、そら豆のペーストを作ります。パプリカは茹でて皮をむき、トマトも包丁で皮をとっていきます。生徒たちには初めての調理法で、丸田シェフに指導を受けながら、がんばって取り組んでいました。
つぎに、ジャガイモを茹でて皮をむき、つぶして強力粉と塩を混ぜて、しっかりと練っていきます。「ジャガイモが含んだ水分量と自分の固さの好みによって強力粉の量の加減をすることがコツです。」と指導を受け、できあがったニョッキに包丁で模様をつけたり、ハート形にしたりと、それぞれの個性を生かしたものが生まれていきます。そして、それを茹でて下ごしらえはできあがりです。その後、フライパンでニョッキのソースを作り、並行してミネストローネを作りました。
丸田シェフは生徒たちの自主性を尊重して指導をされます。そこで今回は、生徒達にはレシピが渡されただけで、どの作業を先に行ったほうが良いかなどの段取りは、生徒たちが自身で考えて行いました。また、前菜のクロスティーニの盛り付けも、生徒達それぞれの個性を生かしたカラフルなものになりました。
料理ができあがり、ナイフ、フォーク、スプーンの並べ方を丸田シェフにうかがって、テーブルセッティングをきれいに行い、いよいよ試食です。
ふつうに茹でたものとは違う、そら豆のペーストを使ったクロスティーニに、思わず「おいしい!」と、声をあげている生徒もいました。また、がんばって皮をとったパプリカとトマトは、マリネ液がよくしみて、しっとりとした風味に仕上がっていました。
ミネストローネとニョッキは、皆、食べたことがあるメニューでしたが、いちから作っていく大変さを知ることができ、ミネストローネのトロミは仕上げに少しだけ加えるパスタでつけることなど、新しい学びもありました。
最初から自分で手順も考えて作ったイタリアンのメニューは格別においしかったようで、生徒たちは達成感に満ちた笑顔で味わっていました。丸田シェフ、今回はご指導、ありがとうございました。
2025-05-16(金)