奈良文化高等学校

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【普通科Ⅰ類】ライフプランニング授業が行われました

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 2025年2月25日(火)、ファイナンシャルプランナーの椿井萌さんにお越しいただき、2年生普通科家庭総合の生徒達が、~30歳の自分を考えよう~というテーマで、ライフプランニング授業を受講しました。

 最初に、ライフプランニングについての説明があり、ライフイベントには、どのようなものがあるかについて、グループで話し合いました。進学、結婚、出産など、生徒達からは様々な意見があがりました。人生のどんな時期にどんなイベントがあり、それにはどんな費用がかかるか、どうすれば『夢』が実現しやすくなるかについて、仮想の家族(30歳)のライフプランを、グループで話し合うことで、今の自分にとって何が大切かを考えるきっかけにすることも、この授業の目的のひとつです。また、こういったすべてのライフイベントに対応するために、家計の収支バランスを考える必要があります。

 授業では、収入から引かれる税金や社会保険料が、どのように社会で使われているかについても説明していただきました。教育費にも税金は投入されていますが、授業料の高い大学の学部に進むなど、税金で賄われている以外の費用は各家庭が準備することになります。教育費・住宅費・生活費は、『人生の三大資金』と言われており、それ以外にも、車の購入や旅行など、生活を彩るための費用も必要になります。それらの資金を捻出するために、持ち家を購入するか賃貸に住むかの選択、生活費のムダの削減や収入を増やす方法は無いのかについても、皆で話し合いました。

 それらの資金を捻出する方法として、安い金利のところでローンを組む、奨学金を利用する、手持ち資金を金利の高いところに預けるなど、収支バランスを改善する方策を、具体的にレクチャーしていただきました。また、リスクを理解して全世界の株式に積み立て投資をしていくことが、利子の安い預金よりも収益が上がり、将来のインフレリスクにも備えることができることを、グラフを使ってわかりやすく説明していただきました。

 授業では、仮想の家族(30歳)のライフプランのシミュレーションを専用の会計ソフトを使って行い、生徒達の意見を反映させながら、最終的に人生の終わりまで、赤字にならずに生活できるプランができあがりました。授業が終わっても講師の方に熱心に質問する生徒も見受けられ、それぞれの生徒が、自分の将来を考える良い機会になりました。

2025-02-25(火)

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