【食文化コース】 辻調理師専門学校の先生にハロウィン西洋料理を教わりました
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2025年10月23日(木)、食文化コース2年生を対象に、辻調理師専門学校の先生方を講師にお招きし、西洋料理の出前授業を行いました。
もうすぐハロウィーンを迎えるこの日のメニューは、パーティーにもぴったりなイタリア料理の「豚肉のピッツァ職人風(Costolette di maiale alla pizzaiola)」と、「かぼちゃのプリン(Pudding au potiron)」です。
授業の冒頭では、イタリア料理に欠かせないオリーブオイルやチーズについて、種類や産地によって風味が異なること、そして今回作る「ピッツァ職人風」についてのお話がありました。ピザはイタリア南部の料理でトマトをよく使うこと、ナポリ風は耳が厚く、ローマ風は生地が薄いことなど、興味深いエピソードを交えて教えていただきました。また、「〜風」という名前の料理には、「カルボナーラ(炭焼き職人風)」のような代表的な例もあるそうです。
調理では、スジを切って丸まらないようにした豚ロース肉に塩こしょうをして、小麦粉をまんべんなくまぶします。ニンニクの香りを移したオリーブオイルで焼き、辛口の白ワインを加えて香りと酸味をプラス。フランス料理がご専門の先生によると、「フランス料理やイタリア料理では、酸味を少し効かせることが味のポイントになる」とのことです。8割ほど火が通ったらトマトソースを加えて煮込み、南欧料理によく使われる植物のつぼみの酢漬け“ケイパー”を少量入れて、さらに風味を引き立てます。仕上げにモツァレラチーズをのせて溶かし、オレガノをあしらって、ジャガイモのピューレを添えて盛り付けます。
デザートの「かぼちゃのプリン」には、おばけに見立てたメレンゲをのせ、チョコペンでかわいらしい顔を描きました。生徒たちはお皿にクモの巣や「Happy Halloween♡」の文字をデコレーションし、ハロウィーンらしい華やかなデザートを完成させました。キッチンスタジオには笑顔があふれ、楽しく学びの多い調理実習となりました。
2025-10-23(木)





