2025年6月20日（金）、「まる兄きっちん。」の丸田信宏シェフを講師にお迎えし、食文化コースの3年生10名を対象に出前授業を行いました。この日のメニューは「紅葉鯛のブレゼ～サルサカンパニョーラソースがけ～」「冷製パスタ」「マチェドニア」です。

　丸田シェフは献立のねらいについて「暑い季節なのでさっぱりといただけるメニューを中心に、限られた時間でも作りやすい3品を選びました」と説明してくださいました。

　紅葉鯛のブレゼでは、いろいろな魚に合う万能ソース「サルサカンパニョーラソース」を作りました。炒める野菜の大きさを切りそろえることや、鯛の身の焼き方などコツを教わり、生徒たちはそれぞれに包丁の使い方を工夫していました。

　冷製パスタはモッツァレラチーズとトマトにバジルを添えた爽やかな一品です。冷たいソースによく絡む1.4mmの細麺を選ぶことや、味見をしながら調味することを学びました。

　マチェドニアは各種フルーツにミントを利かせたシロップをかけ冷やしていただくデザートで、清涼感のある一品に仕上がりました。

　夏らしい3品が完成し、試食では生徒たちから「美味しい」との声が上がっていました。丸田シェフは「ブレゼはこれからの季節、イサキやサーモンで作ってもおいしいですよ」とアドバイス。また調理師免許の取り方についても説明があり、将来の進路を考える生徒にとって貴重な機会となりました。

　この日は梅仕事も行いました。週のはじめに本校敷地内で採れた梅を使い、合計120kg超の梅干しと梅シロップを仕込みました。塩漬けした梅に赤しそを加えた梅干しは完成後、文化祭での販売も予定しています。

2025-06-20（金）