奈良文化高等学校

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〈茶道部〉七夕茶会を催しました

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日本には「五節句」と呼ばれる5つの節句があります。節句とは季節の節目となる日で、禊(みそぎ)などの行事を行い邪気を祓うとされています。五節句とは1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽(ちょうよう)からなります。季節行事、年中行事を大切にする茶道の世界では、節句が近くなるとその趣向を取り入れることが多く行われています。

今年の旧暦の伝統的七夕は8月10日になることもあり、1学期最終日の7月20日(土)、茶道部が、みやび棟校舎4階にある奈良文化教室にて、いつも指導をしていただいている裏千家の黒田宗香先生に来ていただき、「七夕茶会」を開きました。

茶室には、「星河清涼風」という短冊とともに、季節のお花の桔梗とふじばかまが生けられ、夏の茶会を涼やかに彩っています。招かれた教員には短冊が渡され、次の間に飾られた七夕の笹に願い事をしたためて結びつけました。

お茶会では、星空に見立てた干菓子と七夕の笹の短冊を思わせる生菓子とともに薄茶がふるまわれました。茶道では、この季節、底が浅く口が広いためお茶が冷めやすく、見た目も涼し気な印象がある平茶碗が用いられます。透きとおった義山(ぎやまん)瑠璃平茶椀や北斗七星という銘の平茶椀に点てられた薄茶を味わいながら、客である教員も涼やかで和やかな時間を楽しみました。

2024-07-20(土)

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