11月12日（金）、大阪の辻調理師専門学校 西洋料理教授の榊先生による西洋料理の特別授業を開催し、食文化コースの三年生が調理実習に取り組みました。この日作ったメニューはローストチキン、ポロねぎとじゃがいものポタージュ、ポテトグラタン、ガトー・ショコラ（コアンドル風）です。作業が多岐にわたるので、サポート役として、西洋料理と製菓を専門に学んだアシスタントの方2名も来てくださいました。

最初にローストチキンの味付け・串打ちの方法と、鶏がらを煮込んで作るスープのとり方を榊先生の実演で学びました。そしてメレンゲを手早く泡立てるコツや、バターを扱う際の注意点を教えてもらいました。次に各班に分かれ、班内でポタージュとガトー・ショコラの調理を分担して進めていきました。オーブンを使う料理が３品あるため、早めの予熱や時間のやりくりが必要で、段取りを間違うと出来上がりに影響します。しかし、これまで数々の調理に取り組んできた生徒たちは、慣れた手つきで取り組みます。焼き加減を見ながら、オーブンを開け、アロゼ（熱い油を回しかける）を繰り返すことでローストチキンはしっとりと焼き上がりました。

最後に、榊先生がガトー・ショコラの皿にソースを見栄え良く飾ると、その手暴きに生徒たちから「おおー」と声が上がりました。メインディッシュからデザートまで揃ったおいしいお昼ごはんをみんなでいただきました。