２年次の子ども教育コースの生徒が、奈良文化幼稚園の秋の遠足に『おねえちゃん先生』として実習してきました。生徒らは初めて出会う園児たちと少しでも親しくなれるように、この遠足に向けてフェルト製の名札を作り、この日に臨みました。

今回は年少組の58名の園児と県営馬見丘陵公園への遠足です。白いコスモスが咲く丘の上で記念撮影をした後、どんぐり広場へ移動。どんぐりを拾う園児たちは、元気いっぱい。「あっ、こっちのほうがいっぱいある！」「見て見て、こんなに大きいのをみつけたよ！」と、バンダナに包みきれないぐらいたくさん集めて満足気でした。

関心の先は留まることを知りません。水の流れや鳥の鳴き声、森の音にも心を寄せたり、池の近くでは甲羅干しをしている亀を発見します。「カメさ～ん！」と声をふりしぼって呼ぶ園児の姿を見て、生徒らは１０年前の自分を重ね合わせながら、園児の目線でたくさんの"発見"ができました。

最後には「またいっしょに遊んでね！」とさよならのあいさつをしてくる園児たちに、これからも子どもたちとともに学ぶ実習に思いを強める『おねえちゃん先生』でした。

生徒らは学校に帰ってからも実習は続きます。学んだことをしっかりレポートを書かなければなりません。反省点をまとめ、園児のより良い発達に少しでも貢献できるように今後の授業に活かしていきます。