きららニュース

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夏休みの解剖教室が開催されました。

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  無事に1学期の終業式を終えて、いよいよ今日からは夏休み。ふだんの生活ではなかなか取り組めないことにチャレンジしてみるのも夏休みの醍醐味です。そんな夏休みならではのチャレンジの一つとして、希望者を対象に理科の教員が解剖教室を催しました。医療・看護進学コースを有し(今年度からは看護医療特進コース)、医療関連の進路を志望する生徒もいることから、夏の恒例行事となっている取り組みの一つです。

 今回参加したのは事前に申し込んでいた2年生5人、そして看護科の教員3人。解剖したのは豚の眼球です。

 まず初めに深川教諭から、「解剖」の意味が説明されます。「ふだん見ることの出来ないものを見るための方法が解剖である。解剖という行為のために対象の生命は失われる、あるいは損傷されるという事実をしっかりと理解し、生命倫理をもって解剖に臨むように」との言葉があり、作業に入る前に参加者それぞれが自分なりの方法で黙祷を捧げました。
 まずは眼球の周りのまぶたの筋肉を取り除くところから始まります。最初はやはりその生々しさに尻込みしている様子も見られましたが、いざハサミなどの道具を手に解剖が始まると「まぶためっちゃコリコリしてる」と驚きを口にしながら取り組んでいきます。眼球そのものは思っていた以上に弾力があり、「グミみたい」と感想を漏らす生徒もいます。眼球にはさみを入れてからは、示される手順に従って熱心に作業を進めていきます。網膜の働きや盲斑(盲点)を確認したり、水晶体を取り出して、そのレンズとしての働きも実際に確認することが出来ました。
 実際に解剖することで眼球の構造が正確に理解できると同時に、ふだん特に意識することもなく使っている私たちの眼の機能についても、理解を深めることが出来たようです。