既に３年生が卒業しているので、修了式は毎年１年生と２年生の２学年で執り行われます。静ホールに集まった生徒たちを前に、校長先生が、「皆さんそれぞれに努力を重ねて、この日を迎えたことと思います」と、その努力をたたえた上で、STEAM教育について紹介されました。

　STEAM（スティーム）教育とは、S（Science：科学）、T（Technology：技術）、E（Engineering：工学）、M（Mathematics：数学）の４領域にA（Arts：リベラル・アーツ）を加え、現実の問題を解決に導く力や今までにないものを創造する力を育む教育手法で、今後、高校教育の現場にも取り入れられていくものです。サイエンスを通して感じる力――感性を磨き、考える力――知性・思考力を養い、さらには創り出す力――創造力・発想力を身につけていくこと、これらを意識して４月からの授業にも臨んでもらいたい、と述べられました。

　修了式の後は大掃除。今使用している教室は４月からは次の学年に譲り渡すことになるので、後輩たちが気持ちよく使えるようとりわけ念入りに掃除をしました。
　その後は現クラスで最後のホームルームです。１年間の成績が記された通知票を担任から受け取ると、教室のあちらこちらで歓声？が上がっていました。そして担任の先生からの言葉にしっかりと耳を傾けて新学年への決意を新たにしていました。