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衛生看護専攻科 治療食の調理実習を行いました

  • 衛生看護専攻科 治療食の調理実習を行いました

8月21日(水)、帝塚山大学河合名誉教授と、藤田先生ご指導のもと専攻科1年生が治療食の調理実習を行いました。
<常食(普通食)><低脂質食><低タンパク質食><低エネルギー食>の4つのタイプの献立を調理し、試食をする授業です。

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始めにそれぞれの食事の特徴と、調理をする上での注意事項の説明を受けました。
治療食は油分、塩分、カロリー等を計算して作られているので、計量はきちんとしなくてはいけません。また、制限の多い中でいかに美味しい食事を作るかということも大きな課題です。

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説明を受けたあとはグループに分かれ、調理を開始。メインのおかず、副菜、ご飯、スープ、デザート、紅茶を<常食><低脂質食><低タンパク質食><低エネルギー食>の特性に合わせて調理していきました。

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河合先生から「看護の専門学校で、治療食の実習をするところはなかなかないですが、患者にとって一番身近な存在の看護師が、実際に調理をしてみて味わってみることはとても大切なことだと思います」とお話がありました。

常食を調理した勝野知世さんは「計量をきっちりするのが大変でした。実際に治療食を食べてみて患者さんの気持ちを知ることができたので、自分が看護師になった時は少しでも食事を楽しく食べてもらえるように、食事が苦痛にならないようにしたいです」。
低エネルギー食を調理した川上璃玖さんは「寒天ゼリーに使う甘味料は、それぞれ味の違いを感じました。やはり常食の寒天ゼリーが一番美味しかったです。実習の時に患者さんがあまり食べたがらなかった気持ちが少しでも理解でき、いい機会になりました」と感想を聞かせてくれました。

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看護師を目指している学生にとって、患者さんの気持ちが実感できる貴重な体験となりました。