二年生全員が奈良県ＤＶ予防啓発事業『デートＤＶ防止講座』を受講しました。「すてきな恋をするために～デートってなに？～」と題するこの講座の講師を務めて下さったのは、参画ネットならのデートＤＶ防止プログラムファシリテーター風味良美先生と小谷洋子先生のお二方です。
　ＤＶというと夫婦間の問題というイメージがありますが、交際中のカップルの間にも様々な形のバイオレンスが存在し、デートＤＶと呼ばれています。デートする間柄に起こるのでこう呼ばれます。殴る蹴るといった身体的暴力だけではなく、精神的暴力、性的暴力、経済的暴力、デジタル暴力など、様々な形をとって表れます。また言葉のイメージとは異なり、実際には女性が加害者になるのも珍しいことではありません。それら風味先生の解説と例示の後、ドラマ仕立てのＤＶＤで学習しました。主人公が高校生同士だったので生徒らは興味深く見ていたようです。そして根本的にはＤＶは「力による支配」であり、暴力そのものが目的ではなく、相手を思い通りにする手段として振るわれるものだということに注意を促されました。
　次に生徒二名が前へ出て、シュミレーションを演じてくれました。高校生同士の交際において、デートＤＶに当たるやり取りと、それはこう改められた望ましいというやり取りを小谷先生に指導で生徒が熱演。同級生らから大きな拍手が起こり、学習効果のほどが感じられました。風味先生、小谷先生、有難うございました。