本校への出願を考えておられる女子中学生を対象とした、毎年恒例の「受験対策勉強会」を開催しました。受験生らは本番の入試と同様に試験場となる教室に入り、チャレンジテストに挑戦しました。テストは本校の入学試験で出題率の高い問題と中心にした、英語、国語、数学のミニテストです。英語では初めてのリスニングテストが出題されました。

　三教科の試験が終わるとNBシアターへ移動。全体会ではまず、山田勝美校長から「高等学校や大学の受験が大きく変わろうとしています。特に大学受験では、みなさんがちょうど節目の年です。そこで、本校でも初めて英語のリスニング問題を出題することになりました。今日のチャレンジテストでの手ごたえをもとに、合格へ向けて残りの受験勉強を頑張ってください」と挨拶。続けて、「本校は素晴らしい設備が自慢の一つでもありますが、一番の自慢は先生です。専門教科にプラスして、ITやスポーツなどさまざまな知識や能力を持った先生ばかり。目まぐるしく変化する社会の中で、時代に合わせて変わることのできる学校でありたいと考えています」と話しました。

　次に英語、国語、数学の教諭がチャレンジテストの解説を行いました。間違いやすい問題の注意点や、時間短縮のテクニックなどを映写も併用して受験生と一緒に確認する形で丁寧に説明。受験生らは真剣にメモを取るなど、集中している様子でした。

　最後に本校生が商品開発した桑粉入りマフィンをお土産に配り、勉強会は終了しました。閉会後は希望する受験生と保護者に個別相談や校舎見学、寮見学を実施。校舎見学では、茶道や着付けの勉強をする和室の「奈良文化教室」や、音響設備が整った「ハーモニーシアター」、オールIHの「キッチンスタジオ」、衛生看護科の授業で使用する「新生児室」や、まるで病院のような実習室などを見て回りました。学生たちも興味津々で「すごい」や「こんなのがあるんだ」と、充実の設備に感心している様子でした。

　参加した学生からは「とても丁寧に説明していただいて、わかりやすかったです」、「チャレンジテストも、受験勉強の対策にとても役立ちました」などの声が聞かれました。

　これから本格的な入学試験シーズンに入り、寒さも厳しくなりますので、体調に留意して本番に備えてください。なお、今年度の入試関連行事はすべて終了しましたが、質問や相談などは随時受け付けております。気になることがございましたら、いつでも気軽にお問い合わせください。