11月20日（金）、大阪の辻調理師専門学校 西洋料理教授の榊先生による西洋料理の特別授業を開催しました。

この日は三年生たちが桑粉のスパッカテッリと3種のパスタソース、そしてデザートのチョコレートケーキ作りに取り組みました。まず最初にパスタの生地をこね、冷蔵庫で休ませる間にチョコレートケーキづくりへ。「メレンゲを泡立てる時は力みすぎないように」とのアドバイスを参考にしながら材料をすべて合わせます。ケーキの生地をカップに入れてオーブンにセットしたら、次はパスタソースです。今回は「生ハムとマッシュルームのクリームソース」、「ブロッコリーとアンチョビのソース」、トマトを使った「アマトリチャーナ」の3種類から班ごとに1つ選んで作りました。

榊先生は生徒たちにお手本を見せながら、「なんでも味見するのが大事ですよ」と声をかけていました。ソースを煮詰める間にパスタの成型を進めます。この日作ったスパッカテッリは、断面がCの形にくるりとカールしたショートパスタです。短く切り出した生地をスケッパーで成型する作業は最初こそ難しかったものの、徐々に慣れたよう。生徒たちは榊先生に言われた通り味見をし、スパッカテッリの茹で加減を確かめたり、ソースの塩加減を調整したりしていました。茹で上がったスパッカテッリをソースで和え、お好みでチーズをかけて完成。

この日は先生方がサプライズとしてナッツとレーズン入りのパンを焼いてきてくださったほか、デザートにはイタリアのチョコレートプリン「ボネ」や桑の実のワイン煮を添えたバニラアイスクリームまで加わって、とても豪華なランチタイムとなりました。生徒たちはソースがたっぷりからまるスパッカテッレの味に満足した様子でした。