食文化コース二年生が、地元葛城地域で昔ながらの製法で上質の醤油作りを続けておられる片上醤油さま（御所市）へ行き、醤油製造について実地に教わるフィールドワークを行ないました。

　伝統と歴史を感じさせる醤油蔵に入ると醤油の香ばしい匂いが漂ってきました。その中で奈良県産の大豆、小麦、食塩を使って醤油にしていく一つ一つの過程をご主人と奥様が丁寧に教えて下さいました。発酵とはどのようなものか、どれぐらいの時間を掛けて醤油になるかなども話していただきました。そして、実際に使われている材料や施設も見させていただきました。
　その後、醤油作りのビデオを見せていただき、大きな桶で発酵熟成されて醤油になったものの味見もしました。質疑応答の時間、生徒たちは、「醤油を撹拌するときに気をつけることは？」「桶はどのように洗うのですか？」などと積極的に質問をしました。

　発酵食品、大和の食文化、葛城地域の文化など、様々なことが学べたフィールドワークでした。大変親切にお教えを頂いた片上醤油さま、本当に有難うございました。