二年生が十二月四日（日）から七日（水）までの三泊四日、東京を中心とした関東方面へ修学旅行に出掛けています。その前半の様子をお伝えします。

　この行先は一年生時に「生徒たち自身が決めたもの」です。本校の修学旅行は「生徒が主体的、能動的に活動する」ことをコンセプトとしています。

　一日目は新大阪駅に集合し、9：30発のぞみ120号で出発しました。車中で過ごす時間は二時間半ほど。友達と楽しく会話したり、車中、車外の写真を撮ったり、お弁当を食べたりしていると、あっという間に東京駅に到着していました。
　最初に訪れたのは、国会議事堂でした。よくテレビで見る国会の現場を自分の目で見て、その雰囲気に圧倒されました。また、衆議院議場に座ることもできたので、テレビで見るのとは違った重厚感を感じることができました。
　次に向かったのは、東京スカイツリーでした。天気に恵まれたため、３５０ｍという圧倒的な高さの展望台から東京のどこまでも広がる風景を眼にした生徒たちは大きな歓声を上げていました。
　東京スカイツリー見学が終わった後は、すぐ足元にある浅草寺へ。仲見世や雷門など世界的に有名な観光スポットを満喫した後、日本の天ぷら屋で最も古い（創業１８０年！）『三定（さんさだ）』で美味しい天ぷらの夕食をいただき、伝統的な風情を堪能しました。
　その後、最終日までお世話になる『ホテルオークラ東京ベイ』へチェックインしました。入った瞬間から感じる豪華な雰囲気と居心地の良さに、生徒たちは一日目の行程の疲れも飛んで行ったようでした。

　二日目は今回の旅行のコンセプトを体現する班別行動を行いました。鉄道を利用して事前に決めたコースでそれぞれ研修地を目指すというものです。午前中は、池袋防災館、ＮＨＫスタジオパーク、日本科学未来館、警視庁の四つに分かれ、それぞれの場所で見聞を深めました。午後からは、渋谷、原宿、お台場などのそれぞれが選んだ場所に向かい、オリジナリティあふれる研修を行いました。
　この日最後の目玉は、ホテルにおける『ディズニーアカデミー』です。修学旅行の二つ目のコンセプトである「2020年にオリンピックを開催する首都東京において『おもてなし』の精神について学ぶ」ことを実践する場でした。ディズニーの歴史や「相手の立場に立ち自分から行動する」というディズニーの考え方、行動基準などを教えていただいた後、「ディズニーリゾートでこのような事があったら、キャストはどう行動したらよいか」という例をいくつか出していただき、生徒たちが考える時間を設定していただきました。最後には生徒たちがその事例を実演し、明日の東京ディズニーランドに向けてますます夢が広がったようでした。

　後半につづく