一年生の普通科Ⅰ類で、間近に迫ったコース選択に役立て、進路を考える機会にもしてもらおうと、製菓実習が行なわれました。

　みやび棟キッチンスタジオを会場に、大阪市の辻製菓専門学校製菓教授の高木和先生を講師にお迎えして「タルトレット・オ・ショコラ」に挑戦しました。

　まずチョコレートを溶かし、バターと生クリームをを加えたガナシュを作ります。次にパート・スュクレ・オ・ザマーンドというタルトの中にビスキュイ・ショコラ・サン・ファリンヌというクッキーのようなものを置き、ガナシュを丁寧に流し込みます。しばらく待ってからクレム・シャンティイという泡立てた生クリームを乗せ、フィニスィヨンとしてココアパウダーをふりかけ、装飾を付けたら出来上がりです。
　ご説明頂く際、先生の手つきをリアルタイムでスクリーンに投影する設備がとても役に立ちました。

　もちろん作るだけではなく、その後はお楽しみの試食です。高木先生から「おいしく作る秘訣は、単に作るのではなく誰かに上げるつもりで作ること」と教わっていたので、見かけも味も初めてにしてはまずまず。あちこちからおいしー！という声が聞こえ、笑顔あふれる実習授業となりました。